REPORT
NPO法人地域デザイン研究会2011フォーラム
プロジェクト研究その2
大阪の玄関が変わる!
〜鉄道事業者の開発理念を聞き、新しい大梅田の姿を考える〜
地域デザイン研究会の2011フォーラム(Part2)が5月28日、大阪市立総合学習センターで開催された。テーマは前回(2月19日)を踏まえて「大阪の玄関が変わる!鉄道事業者の開発理念を聞き、新しい大梅田の姿を考える」で、プロジェクト研究その2として行われた。第1部で5件の個別講演、第2部では富山市副市長の神田昌幸氏(前国土交通省まちづくり推進課室長)による基調講演「人口減少時代の魅力的な都市開発」を実施、第3部では個別講演、基調講演を受ける形で座談会「新しい大梅田実現に向けて」を開催した。時的制約の中で議論が行き届かなかった課題もあり、積み残し課題は次回のフォーラムで議論することとした。
プログラムと出演者
◆個別講演
(1)「大阪駅周辺整備方針、その推移」:岩本康男氏(都市活力研究所顧問)
(2)「阪急梅田駅の移設とその後の阪急村の形成」:上村正美氏(阪急電鉄都市交通計画部長)
(3)「阪神西梅田開発について」:久保田晃司氏(阪神電気鉄道関連事業部長)
◆基調講演「人口減少時代の魅力的な都市開発」
・村橋正武氏(大阪工業大学教授・立命館大学総合理工学研究機構客員教授)
・神田昌幸氏(前出)
・平峯悠氏(地域デザイン研究会理事長)
・星野鐘雄氏(前出)
<進行>岡村隆正氏(大阪府箕面整備事務所長)
開会挨拶 NPO法人地域デザイン研究会理事長 平峯 悠
NPOに移行して13年になる。特に過去を振り返りながら新しいものを模索する、世代を超えてつないでいく役割を果たす、といったことが使命と思っている。
「大阪の玄関が変わる!」は第2回目であり、第1回目は東日本大震災前、5月4日に大阪駅が大きく変わるというお話を頂いた。その後、3月11日に大震災があり、「さて大阪はどうなるのであろうか、今後の国土のあり方は?」と言うことは常に頭の中にあるが、5月4日には新しい大阪駅が開業し、そして本日のプロジェクト研究会になった。
前回の会議時に、村橋先生から「国の方はどう見ているのか」を話してもらえばどうかとご提案があり、ご紹介いただいたのが、本日お見えになっている神田昌幸さんである。今は、富山の副市長に変わられたが、都市計画の仲間であり貴重なお話が頂けると期待している。
その後に座談会があるが、大きなテーマであるので、まちづくりと言う視点から梅田を眺めて、将来どのような形にもっていけばよいのか議論してみたいと思う。