<5>名取市閖上地区                (記録:松島)

 前のめりで前日に仙台に入ったので、8月31日の午前に閖上地区を見ることができた。 

  • この地区は海岸線から4㎞程度まで津波で浸水し、2㎞程度のエリアの住宅が壊滅的な被害を受けていた。 

  • 中でも、大規模な木造寺院が殆ど壊滅的に破壊されながら外観だけが残っている状況は、周囲に何も残っていない中、ポツリと残っている状況が一層被災の大きさを実感させるものがあった。また、墓石も根こそぎ津波に浚われたらしく、墓の基礎しか残っていない状況にも、驚かされた。 

  • 復興に向けて、現地盤から一次防御ライン6.1m、二次防御ライン4.9m、宅地嵩上げ高3.9mの原寸大の堤防の一部が現地に築造されていたが、果たして、これらの事業が施行されたあと、このまちはどのようになっていくのかなと感じた。(生活、コスト他)


名取市閖上地区位置図

堤防定規断面図

津波で破壊された東禅寺とお墓

堤防見本構築物

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