私のスケッチ帖25 金田徳蔵

「鉄道のある街」V

上田電鉄 別所温泉駅

 1921年、上田電軌により別所温泉への湯治客を輸送する軌道線として開業したが、後に地方鉄道法による鉄道となった路線である。 何度かの廃線の危機に立たされるが、沿線住民等の存続運動により運行されている。しかし、予断を許さない経営状況であり、 支援団体として、「別所線再生支援協議会」「別所線電車存続期成同盟会」などがある。 別所温泉駅の窓口業務は別所温泉観光協会に委託されていて、協会の女性職員が和装制服の袴を着用して「観光駅長」として勤務している。 この沿線には、第2次世界大戦中、志半ばで戦死した画学生の遺作作品を展示している「無言館」がある。


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