平成26年度調査始まる

~貝塚市域対象に地域遺伝子調査~

事務局

 地域デザイン研究会が一般社団法人近畿建設協会の支援を得て実施してきた北河内地域、特に枚方市域の地域遺伝子調査結果は、市民・住民に徐々に浸透しまち歩きなどに活用されている。平成26年度は引き続き近畿建設協会の支援を受け、貝塚市に着目し、市が抱える課題「千石荘跡地開発」「水間鉄道の活性化」に資するため、同市域における地域遺伝子調査を実施することになった。

 水間鉄道は平成17年4月30日に経営破綻し、会社更生法の適用を申請。グルメ杵屋の支援を受け同社の100%子会社となって平成18年6月16日に会社更生手続きが完了したものの、経営は赤字続きで設備更新もままならない状況にある。 地域遺伝子調査の第一段階として、水間鉄道の活性化に欠かせない要素である水間鉄道沿線集落等の遺伝子調査を実施した。その結果は9月13日の「貝塚水間鉄道現地シンポジウム」の場で資料提供し、市関係者、水間鉄道関係者と意見交換を行った。

 今後、調査対象を市域全域に広げ、一定の成果を得ることができれば、千石荘問題等の解決に資するとともに、今後は地元のNPOやまちづくり協議会などに引き継ぎ、住民主体の都市計画基礎調査の一項目として位置づけることも期待できる。


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