私のスケッチ帖43 金田徳藏

「鉄道のある街」XXI

JR大阪駅

現在の大阪駅は大阪市北区梅田にあるが、明治7年(1874年)の国有鉄道(官設鉄道)大阪駅~神戸駅間鉄道開業時の駅舎は、現在より西の旧大阪中央郵便局付近であった。周辺には田畑が広がっていて、明治30年(1897年)までは西成郡曽根崎村であった。明治34年(1906年)に現在地に移転されている。

平成16年(2004年)からの大阪駅開発プロジェクトで、事業費2100億円をかけてプラットフォーム中央部を覆う巨大な片流れの大屋根が設置された。高さは最も高いところで約50mに達し、ホーム上に建設された人工地盤に橋上駅舎を設置、新しい改札口を増設した。今年になって安全対策として6・7番ホームに可動式ホーム柵も設置された。

JR大阪駅の1日平均乗降客数は85万人だが、隣接して阪神電鉄、阪急電鉄、大阪市営地下鉄の梅田駅、JR北新地駅、大阪市営地下鉄東梅田駅・西梅田駅があり、これらを合わせた梅田エリアの1日平均乗降客数は約240万人。また、JRではJR貨物の梅田駅跡地開発として2015年度から貨物線の地下化および北梅田駅(仮称)工事に着手、2023年春開業予定している。

この絵は、阪急百貨店9階喫煙スペースから描きました。


HOME    潮騒目次

inserted by FC2 system