私のスケッチ帖44 金田徳藏

 

「鉄道のある街」XXII

堺電車・元住吉公園駅

新春の幸福を祈願する人々で境内があふれる住吉大社。正月三ヶ日の参拝者数が200万人。その交通手段としてあるのが阪堺線「住吉大社鳥居前電停」と南海本線「住吉大社駅」。そして、今回描いた平成28年1月31日に廃止になった上町線「住吉公園駅」がありました。

阪堺電鉄の上町線は、明治30年(1897年)大阪馬車鉄道㈱によって事業が行われ、すぐに馬車鉄道を電気鉄道に変更しています。「住吉公園駅」は、大正2年(1913年)合併にともなう南海鉄道株式会社によって、住吉神社前(現住吉)~南海本線住吉公園駅(現住吉大社駅)延伸開通した路線です。平成28年に廃止になっていますが、南海本線の住吉大社駅の高架の横に右書看板の「住吉公園駅」舎が残っています。元駅舎の中は、南海本線の高架下商店街と一体化した店舗で、飲食店などは賑わっています。


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