旅ゆけば・・・

~交剣知愛~

剣道台湾遠征録

松島 清

平成31年3月16日~20日にかけて5年ぶりの海外遠征で台湾(高雄→台南→台中→台北)を訪問した。今回も大阪剣道同好会24名の一員としての参加であった。訪台の最大の目的は高雄で開催される国際都市剣道文化交流大会への参加であった。この大会は日本、台湾を含む11の国と地域から500名が参加する大会で、我々は日程の関係で団体戦のみの参加であったが、結果は残念ながら全チームが一回戦敗退となった。

大会後には地元のホテルで盛大な歓迎式典&パーティが催された(日本側150人、台湾他150人)。その際には、伝統芸能である京劇の貴重な舞踊も拝見することができた。写真(左)はそのヒロインとのツーショットです。現地では4夜連続で現地の剣道界の方々に歓迎のパーティ・懇親会を開催していただきました。その規模は前半の2回は300人規模で、日本各地から駆けつけた剣道家との交流や台湾剣道界の指導陣と名刺交換・歓談で大いに盛り上がりました。

一方、3日目はじっくりと地元の道場で稽古した後、その方々との地元の中華料理店でのフランクな懇親会が行われ、本当に和気あいあいの交流が図れました。途中、盛り上がってサッカーのユニフォーム交換的な、お互いのポロシャツ交換儀式も始まりました。また最終日の台北での歓迎会は淡水の夕日を見ながらの落ち着いた懇親会となり、一番濃厚な交流が行えました(=写真(右))。とは言え、58度の白酒が用意されていたこともあり、双方のメンバーが相当酔って盛り上がり、野球拳ならぬ「剣道拳」が始まり、負けたら白酒の一気飲みが罰ゲーム。結果的に日本側は沈没を余儀なくされた次第です。最後に5月の京都大会での再会を期して台北を後にしました。

このように今回の台湾遠征も稽古&懇親会と、まさしく海外でも「交剣知愛」の実践が図れたというわけです。ちなみに、今回の遠征参加メンバーの平均年齢は73歳でした。


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