REPORT

「北大阪流通センター」を視察

「まちを視る」分科会FW

 「まちを視る」分科会のフィールドワークが11月15日、茨木市宮島にある北大阪流通センターを対象に開催された。午後2時にJR千里丘駅に集合、タクシーに分乗し同センターに向かい、共同配送センター、食品流通センター、トラックターミナルの順に施設を視察。管理棟会議室で施設を管理する泉北高速鉄道㈱の関係者から概略説明を聞き、質疑応答。その後に現在建設中の新1号棟を見学した。

北大阪流通センターは泉北高速鉄道㈱が関係している物流施設で、トラックターミナル、流通倉庫、共同配送センター、食品流通センターなどで構成されている。これらの施設は北大阪流通業務地区(地域地区として昭和44年都市計画決定)の中に位置し、約32.6haの広さがある。

▽北大阪トラックターミナル(以下T.T)=敷地面積17.5ha

T.Tには、主に北大阪T.Tのような公共T.Tと、全国規模の大手運送事業者(日本通運、ヤマト運輸)などの自社T.Tの2つがある。北大阪T.Tは地方都市と大阪を結ぶ物流拠点で、主に中小の多くの運送業者(特積事業者)の荷捌き施設を集約したもの。もともとの機能は、路線トラックと配送用中型トラックへの積み替えおよび都市間の中継だったが、近年は加工、仕分け、保管など、多機能化を求められている。

▽流通倉庫=敷地面積5.2ha 賃貸面積120,000㎡

▽共同配送センター=敷地面積4.6ha,賃貸面積 47,000㎡

▽食品流通センター=敷地面積5.4ha 中央卸売市場と連携する施設

 これらの施設は、もともとは機能分化していたが、最近は複合機能が求められている。建設中の新1号棟は延べ床面積49,000㎡で、T.T.の複層複層化、配送センターとの複合化を図っている。

<質疑および地デ研メンバーの感想>


共同配送センター

新A棟工事現場

管理棟内で説明を聞く

<参加者> 平峯、小川、鎌田、小山、高岡、立間、田中、松島、道下、前田の計10名

(文:前田秋夫)


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