まちと個性分科会 FW報告

「アメリカ村のキーパーソン」

開催日時:平成14年12月10日

今回のFWではアメリカ村の会 副会長・デジタルシティ推進委員会委員長 フェニックスプランニング代表取締役 石古暢良氏よりお話をうかがいました。当日の参加者は地域デザイン研究会6名にアールアイエーから3名、計9名が参加。場所もアメリカ村に設定し、FWの後は分科会忘年会も開催しました。

石古氏は、ミナミで官民上げて取り組み中のデジタルシティ(http://www.d--c.org)やBEGOODCAFE OSAKA(http://begoodcafe.com)他、大阪商工会議所や地元商業者、それに来街者やメディア、若者にとってのカリスマ(アーティスト・デザイナー・ミュージシャン・DJ等)を巻き込み、様々な企画・イベントを通じ、アメリカ村の活性化、情報発信のキーパーソンとして活躍されています。

石古氏のお話では、ミナミはキタと違い、企業主体ではなく、個人のネットワークがまち起こしのムーブメントとして渦巻いている。特に、来街者と商業者の垣根が低く、まち起こしのテーマは交換・共感である、とのこと。(地域通貨なども検討中。来街者がいつしか商業者になったり:起業の垣根も低く、だれもが主役となり街と人がともに成長)。つまりカリスマや来街者、商業者等、誰もが同じ視点、アクションで参加できるまちの活性化(トップダウンや官製施策ありきではない、リアルな目線からの施策)を図ることの大切さを説かれていました。

えてして、商店街の活性化というと、行政主導であったり、商店組合主導である場合が多いのですが、石古氏の場合、「キーパーソン」というよりは、「仕掛け人」であり、いかに関係者(行政含む)をシンパとして抱き込むか、人と人のネットワークをいかに育て広げるのか、その際も「自分が、まちをオモロクするため、今出来ること、身近なところから始めよう」と語ったエネルギッシュな姿勢に感銘を受けました。

(まちと個性分科会 副査 中廣


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