コリアンパワー!鶴橋

(株)錢高組 植田隆士

JR鶴橋駅で降りると、もういい匂いがしてきた。キムチ、チヂミの匂いが私の食欲を誘う。国際マーケットと呼ばれる高架下に続く商店街はコリアンカラー一色で、狭い通路に食材や衣料を売る店がびっしりと並ぶ。迷路のように入り組んでいて、薄暗くて怪しい雰囲気が私の好奇心をくすぐる。どんな人がいて、どんなものが売られているのか興味津々である。

奥へとどんどん進んでいくと、暗い通路からは想像もできないほどの鮮やかな色が飛び込んでくる。衣類などを売る店だ。チョゴリを専門に扱う店もあった。

ピンクや赤、緑、黄、紫といった原色が飛びかっていて、とても日本国内とは思えない。

よく大阪人は派手でヒカリモノ好きと言われるが、ミナミなどを歩くと、人々のファッションはそんな色だなと思った。大阪は日本のどの街よりも大陸文化を受け入れてきた街なのではと私は考えた。大阪の色を、東京人は受け入れるのかな?言葉についても、大阪弁は標準語に比べて色を感じる。意味のわからないことを書いてしまったが、「大阪の色」を考えながら、お好み焼きとチヂミの関係が気になってきた私はおかしいかな・・・。

今、私の一押しは、鶴橋だ!


HOME  潮騒目次

inserted by FC2 system