「茨木・宇野辺駅周辺地区複合モビリティポート社会実験」が採択される
NPO地域デザイン研究会事務局
NPO地域デザイン研究会では、2002〜2003年度にわたって、「鉄道の活性化と公共交通のあり方に関する調査」を大阪高速鉄道(株)からの委託により、行ってきましたが、その成果の一部を実証すべく、「社会実験」を国交省に申請していましたところ、このたび、採択される運びとなりました。社会実験の概要は次の通りです。
実施団体
次の団体で実行委員会を組織して、実施します。
大阪府土木部交通道路室
大阪府茨木土木事務所
大阪府茨木警察署
茨木市都市整備部
大阪高速鉄道(株)
西日本旅客鉄道(株)
マイカル茨木
NPO地域デザイン研究会(実験応募者)
当該地域の課題
大阪モノレール宇野辺駅・JR茨木駅の中間に大規模商業施設が開業し、自動車利用の買い物客が急増し、渋滞など交通環境が悪化した。そのため、鉄道駅からのアクセス利便性を向上させ、買い物客を自動車から鉄道等への転換を促し、道路交通混雑の改善に寄与させる必要が高まっている。
また、宇野辺駅はJR茨木駅との接続の悪さから活用が不十分であり、アクセス性を向上させ、宇野辺駅の拠点性を高めることによって周辺地域への活性化を図っていくことが求められている。
実験概要
大阪モノレール宇野辺駅〜JR茨木駅の区間において、道路や駅前空間の魅力を高め、地域の活性化に資するとともに、自動車に頼らない交通利便性を高めるため、駅および大規模商業施設において、オープンカフェ、イベント、レンタサイクル、レンタルショッピングカート等を行い、その有効性や課題について検証を行う。併せて、交通問題に関するパネル展示等を実施し、啓発活動を行う。
実施期間
平成16年11月頃、約15日間(予定)
実験実施項
宇野辺駅・マイカル茨木・JR茨木駅間における複合モビリティポートの設置、各ポート間でのレンタサイクルやレンタルショッピングカート及びレンタルベビーカー導入。
宇野辺駅〜マイカル茨木〜JR茨木駅間における連続的な通行動線の確保
賑わい創出、
地域と連携し、オープンカフェなど人々が憩い集う実験を実施。くらしのみち情報発信イベントの開催(休日のみ実施)
「くらしのみち情報発信イベント」を開催し、移動支援手段等に関するパネル展示、電動スクーターの利用体験を実施。実施にあたっては、実行委員会メンバーで適切に役割分担を行いますが、NPOとしては、実験のコーディネート、実施計画の策定、効果分析と施策の評価などを行う予定です。
会員の皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いします。