STUDY21が分科会開催

STUDY21 小西道信

 STUDY21(まちと宗教施設分科会)は11月21日、大阪府職員会館会議室で分科会を開催、9人が参加しました。

 当分科会では昨年、メンバー間の議論をまとめ「我々は、「心の拠り所』を求めている」という問題提起をしました。今年は、地デ研会員を主な対象とした生活者アンケートを行い、分析を試みました。「現住地に住み続けたいか否か」を評価指標にして、地域の施設や人への認知度、地域の好きな点等との関係を探ってみました。サンプルに偏りがあるものの、『心の拠り所」には、憩いの家や神社などの場(ハード)と日頃のコミュニケーションなどのソフトとがあるということがわかってきました。しかし、回答の背景となっている社会動向を議論する中で、「心の拠り所」の中心となっていた、「ふるさと」そのものが変化し、なくなりつつある現状に思い至りました。

 そこで社会的背景を補強するため、地縁的なつながりが意義を持つ地域事例を取り上げ、その内容と変化を調べることとしました。その第一弾として今回の分科会では、芝内秀夫さん(寝屋川市)をゲストスピーカーとし、寝屋川市での事例について紹介していただきました。

▽テ ー マー開発事例に見た歴史的・風土的要素把握の重要性
▽キーワードー

  1. 宮座の継承に見る排他性と経済的負担
  2. 地権者相互の関係性を踏まえた開発事業の推進
  3. 地権者相互の関係性解明要素としての宮座、水利関係、土地所有の経過と一族意識

今回の分科会参加者は、伊藤、今中、岩本、小西、高岡、中尾、新島、道下、芝内(ゲスト・スピーカー)の皆さん。


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