メンバーを募集中
公共交通分科会
岡村隆正
地域デザイン研究会の「公共交通分科会」が今年度に発足し、これまでに準備会を含めて4回の会合を開き、公共交通に関する問題点の整理、課題の抽出などについて意見交換を重ねています。これまでの活動状況などを紹介します。分科会では、参加メンバーを募集しております。奮ってご参加をお願いいたします。
<経過>(基本:第2木曜日18:30〜20:30で実施)
- 4月27日 準備会:問題提起by平峯理事長
- 9月13日 第1回分科会:活動方針、アンケート結果
- 11月8日 第1回分科会:PT調査から診た現状と問題点
- 12月13日 第3回分科会:フィールドワーク報告、関連法制度の問題点
<概要>
(1)準備会
- 事業者任せ。行政に専門部署がない。都市計画で検討 すべきなのに放置
- 行動・目的の多様化
- 地域により視点が異なる:既成大都市地域、周辺衛星 都市、〜過疎地域
- 啓発戦略。具備すべき条件。異動目的の実態調査。
交通行動と評価マップ(2)活動方針
@公共交通に対する基本認識
- 公共性:誰にとって、どの程度のものが必要か←→都市の装置
- 負担のあり方
- 地域別、世代別の交通手段のあり方(市街地、郊外住宅地、過疎地域)
- 「生活の仕方」と「交通」の強い関係を整理
A地域別の課題を抽出、解決策の提案
- 徒歩、自転車、バス、鉄道と快適
- スムーズに繋げる総合的な対策
- 「量」:多量に運ぶ→「質」:快適に運ぶ
(3)アンケート結果
- クルマから公共交通への転換促進の仕組み、棲み分けとそのマネジメント
- 独立採算からの脱却、交通権法
(4)PT調査から診た公共交通の現状と問題点
- 利用者の減少→混雑率緩和
- 自由目的が増加。オフピーク時利用が進展
- 高齢者トリップの増加
- 全所要時間の約半分は端末手段、待ち乗換え時間
- ターミナル利用:梅田→大幅減、三宮→増、京都→大幅増
<今後の活動>
メンバーによるフィールドワーク結果の発表→具体的な改善提案をしばらく続ける予定