まちと宗教施設分科会(STUDY21)の近況
本年度は文献調査など小西道信
竹生島を望んでのコーヒータイム
STUDY21は、平成15年10月に発足しました。5年間の歩みは、別表1のとおりです。発足当初からメンバーの興味は、「現地視察専門」「祭事巡り」「墓地巡り」「神仏習合」など多様でした。共通するのは、まちには「心の拠り所が必要」という点です。メンバー数は、現在10名です。活動は、月1回の例会と年1回の研修旅行です。泊りがけの研修では、その地の風土を五感で感じ取るべく、地酒と温泉、地元の人とのおしゃべり、祭りへの参加とメニューがいっぱいです。
<19年度の活動状況>
本年度は、「地蔵盆」「寝屋川市の神社系統」「祭りとまちづくり」などのサブテーマをあげて、文献調査と現地調査を行っています。また、9月の高島市での現地シンポジウムの2日目のフリータイムを、STUDY21の研修旅行としました。訪問先は別表2のとおりです。
参加者からの「研修の感想」をこれからの研究会にそよぐ風向きとして、記します。
- 秋口に国宝の観音様に、ぢぢ、ばばを連れて行こうと思います。
- 湖北があんなに文化豊かな地域とは恥ずかしながら知りませんでした。そういうところを巡って会員にお伝えするのもひとつの進め方ではないでしょうか。
- 世代閣の薬師如来、国宝の十一面観音に圧倒されました。・観音様を守り続けていた地道な連携が大事。
- 国宝の観音様は、セクシー。360度拝見できて、文化財から手を合わす身近な対象になられた。
- 昔の人は、苦労して土木施設を作り、今の人はその恩恵に預かっているのですね。