REPORT

サポート体制の整備・充実を通常総会

2009年度事業計画など決める

 NPO法人地域デザイン研究会の第10回通常総会が5月23日、大阪市都島区の大阪府私学教育文化会館で開かれ、2009年度事業計画などを決めた。開会の挨拶で平峯悠理事長は、メンバーの高齢化が進む中で、「現実社会の動きへの対応が疎くなりつつある」とし、現役組を中心としたサポート体制整備・充実の必要性を強調。「まちづくりNPOとして、社会に評価される成果を出せるようにしたい」と事業活動や情報発信、運営体制の変革を呼びかけた。

 2009年度事業計画の主要事項は、

  1. NPOの存在意義(進む方向を明らかにし、活動を再構築)

  2. 「公共交通ご意見番(効果PR版)」の策定

  3. 「地域づくり・街づくり」に資する事業(「地域遺伝子」発掘による地域づくり=継続)−の3本柱。

 この中で、A「交通ご意見番」は、少子高齢化が進む中で「交通」の役割がますます大きくなっていることから、交通の利用者、供給者・事業者が双方向で意見交換ができる「場」としてブログを開設、交通に関する身近な状況変化や問題提起、改善提案などの情報を収集・分析し、寄せられた意見等には適切なコメントを発信する。行政や事業者に対しては、地デ研交通分科会で検討したうえで、行政の交通施策や事業者等の取り組みに資するように加工し、情報発信を行う。

 また、B「地域づくり・街づくり」に資する事業は2年目にあたり、前年度の「枚方」に続き、今回は「守口、寝屋川、交野、四条畷」を対象に調査研究活動を実施、地域遺伝子を活用したまちづくりの方向を提起する予定。一連の研究成果は「本」として出版することを想定している。

 2009年度事業計画の概要は次の通り。

<事務局>

▽事務局会議(概ね7回)

▽拡大理事会(概ね5回)

▽NPO検討会議(概ね3回)

▽総会(2009年5月23日)

<企画>

▽現地シンポジウム=テーマ候補は「世界遺産・高野山の街づくり」(仮称)、2009年8月22日〜23日開催予定

▽2010年フォーラム=テーマ候補は「都市・地域づくり・新たな展望−今、技術者に求められているもの」(仮称)、2010年2月6日開催予定

▽プロジェクト研究会議=検討中

<広報>

▽潮騒の編集・発行=@記事の充実(特集、連載、コラム、投稿、個人研究報告など)A広告掲載の検証と募集<研究>

原論分科会>=テーマは「都市・地域のグリーン・ニューディールを明らかにする」(仮称)

<研究分科会>(1〜2カ月に1回)

<支援事業>

 国土形成の推進における「地域づくり・街づくり」に資する事業−「地域づくり・街づくり」に資する事業(「地域遺伝子」発掘による地域 づくり−(その2) (財)近畿建設協会


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