私の一冊

ファシリテーション〜実践から学ぶスキルとこころ〜

中野民夫・森雅浩・鈴木まり子冨岡武・大枝奈美  岩波書店刊

推薦者:前川晃三

 「ご一緒に、明るい兆しを探る旅を楽しんでいただけたらうれしい」。この本の「はじめに」は、この一文で締めくくられています。ファシリテーションの現場には、明るい兆しがあるのだろう。 一例は、川崎市の地域教育会議の子ども会議。まちづくりのワークショップの事例が紹介されています。何年にもわたって活動が継続され、卒業生が次の世代に思いを引き継ぎ、フィールドワークまで広がっているようです。

 「彼らは大人になっても、どこかでまちと自分のつながりを感じて暮らすことができるだろうから。」中学生や小学生がまちについて、思いめぐらすチャンスがあることを、大切に思っている理由のひとつとしてあげられています。


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