私のスケッチ帖 O  金田徳蔵

「路面電車のある街」

江ノ島電鉄 「江ノ島」

 「江ノ電」の愛称で親しまれているこの鉄道は、明治35年(1902)藤沢〜片瀬(現・江ノ島)間を開業、明治43年(1910)小町(現・鎌倉)まで全通した古い歴史ある単線の鉄道である。

 江ノ島〜腰越間(0.5km)は、幅10m程度の狭い道路の中央を通る路面区間がある。江ノ島駅の近く、龍口寺の前にある和菓子の扇屋の店前には電車の先頭部が座っている。この運転席で「江ノ電もなか」が作られていて、車輌の形に合わせ6種類のもなかがある。

 江ノ電は単線であるが、12分間隔の1時間に5本のダイヤがあり結構便利である。この路面電車通では、漁港に近いこともあり、魚屋や、干物屋、また、自家製の豆腐店など、こだわりの店も多く、沿線では一日乗車券(のりものくん)で割引のある店や、一日乗車券と宿泊料金とセットとなったホテルもある。


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