8月28日現地見学

 釜山第2日目は、朝からbusにて現地見学が行われた。

 海運台へ行く途中で、広安里海水浴場と、その沖に建設される、広安大橋を見ることができた。


広安里海水浴場沖に建設される広安大橋

 次に、同市東部の新市街地である「海雲台新市街地」を見学した。同都市は、美しい海浜が広がる海運台の直近にあり、安市長の言った、「内陸部と海岸部を調和させながら開発する方法」の一端を見ることができた。


海運台海岸↑→

 


海運台ニュ−タウンの模型
中央に地下鉄が入る

面積100万坪
人口12万人
37,770世帯
事業期間、92年〜98年
事業費1兆2,000億ウォン
工事費4,700億ウォン
公共施設として、ゴミ焼却場、
ダム、区役所、学校、緑地公園、
青少年の会館、保健所、派出所。
団地内に7つの町があり
それぞれ事務所がある。
地下鉄3駅。

海雲台新市街地とその周辺図

 100万坪の区域に人口12万人が居住する一大都市で、その人口密度からもわかるように基本的には高層住宅群と近隣商業施設、住区内道路などが計画的に配置されてたいわゆる高層住宅新市街地である。

 まず、区域内の汚水処理場の屋上から一望を見渡し、内部で模型による説明を受けた。ここで、参加者からの「住宅内部の様子も見学したい」という強い要望があったのを受け、案内をしていただいた、市の土木部長が、当地区に自宅を有することから、特別のはからいにより急遽自宅を見学させてくれることとなった。そこでは当該住宅は高層式ではあるものの、内部は170m程度はあり、建築物のの高密度な状態とはうらはらに内部空間はゆとりのある空間が形成されていた。氏及び同婦人の粋なはからいには感謝する次第である。

地下鉄工事現場(2号線南川洞付近)

 次の見学地は地下鉄の建設現場を見学した。工事現場の外観としては、日本にもある通常の工事現場ではあったが、説明を聞くにおどろいたことは、該区間がナトム工法にて施行されていたこと。相当の深度を有していたこと。そして、一番の驚きは工事費が1kmあたり五十億円程度で実施されていたことである。

 韓国の宮廷料理をベースにした昼食の後、最後の見学地は、釜山港を見渡せる竜頭山公園のタワーに上り、港をはじめ市内を一望し、タワーをおりた国際市場前解散となった。


竜頭山公園のタワーから見た釜山港の全景

 ここで、今回の現地シンポは終了するが、国際市場以降は各個人による見学となり、各自興味ある地点を見学したところである。


チャガルチ市場近くの路上で


地下鉄チャガルチ駅

(文責:南、鎌田)


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