桑名コンペ(第2回まちの活性化・都市デザイン競技)提出す!

「まちと中心機能」分科会  岡村隆正

 昨年の「大津」に懲りず、今年も一つのトレーニングとして応募しました。

 さて、そのできですが、メンバーの感じでは上々ということで、入賞の期待も持てそうです。紙面を借りてその概要を報告します。

 なお、入選発表は6月です。

○課題地の概要

 桑名市は、桑名十一万石の港町、城下町、宿場町として発展した旧市街地と西部丘陵地区に開発された大規模な住宅地で形成されている。

 旧市街地では、高齢化が進み、人口減少が著しい。また、大規模店舗の進出から、駅前商店街の空洞化が起こっている。

 一方、西部丘陵地は、通勤先の名古屋との関係は強いが、旧市街地との交流もなく、住民の桑名への愛着も希薄である。

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○応募作品のポイント

 重点地区である桑名駅周辺は、ちょうどこの2地区をつなぐ位置にあり、2つの流れがぶつかり、新しい価値を生み出す舞台となり、そこから、市民の活発な交流が興り、さらに、その魅力が名古屋方面の人々をも引き付ける礎を作り出す。そのため、次の3つのキーワードに基づき、街づくりを進める。

・「ときめき」:  出会いが生まれる広場(ときめき広場)として、東西の駅前広場を鉄道高架化による自由通路で一体化。そこは歩行者の天国にし、交流の仕掛けとなる周辺施設に工夫をこらすとともに広場で市民主体のイベントが連続して運営される仕組みをつくる。
・「もてなし」:  ターゲットは女性。西部丘陵部に住む元気な女性と女学生。もてなす主体は地元商業者が中心となるが、地元の多様な人々による手作りの温もりが感じられる街づくりを進める。
・「こだわり」:  桑名の歴史にこだわりたい。そのため、桑名城を復元するとともに、駅からの視界を確保したい。街道や六華苑など城周辺の文化財を一体的に活かしたまちづくりを進める。さらに、駅西部から歴史地区を結ぶ市民の足として「新堀」をつくり、そこに「水上バス」を走らせる。

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