釜山市の長期都市発展の方向について
都市計画局長 朴 奉鎮
韓国第2の都市の釜山の場合は、韓国半島の東南部に位置しており、自然に恵まれた良い港である釜山港を母港として発展しており、国内第1位の国際港で東南臨海工業Belt地帯の中心都市であります。
1999年現在の釜山都市計画区域の面積は、950.82km2で、うち市街化区域が17.8%の109.30km2、緑地及び海面にて、全体面積の82.2%を閉めています。
行政区域の面積としては、753.9km2ですが、うち開発が制限されている区域が381.75km2と50.7%を占めています。
一方、1999年の釜山市の人口は、380万人であり、94年には400万人近くまで増加しましたが、95年以降、地域経済の沈滞や企業の域外移転、市外郭地域での住宅団地の造成により地域人口は減少しています。
都市計画の変遷でありますが、1937年に、市街化区域を決定し、(ただし、戦前の日本であった時代)、以降17回の拡張を経て現在に至っています。
釜山の特性とpotentialにつきましては、大きく分けて4つあると考えています。
環太平洋の東北Asiaの港湾物流拠点
北東Asiaの経済中心都市としての役割を担うの要衝地
国際的な観光休養地としての発展の可能性が増大
金融、貿易、情報中心都市の機能を拡散させる。
釜山市としての長期発展方向としては、特性とpotentialから
「環太平洋の拠点都市として物流、情報、金融の中心都市の役割として国際交流の先導的海洋都市」とし、具体的な方向として
1つめは、国際交流都市を目指して、空間構造の改編と圏域別の特化開発を実施する。
これは、山、海、川など自然に親しい都市空間構造に改編し、空間構造を多核化し、地域間ネットワークを構築し、総合的に都市imageを高めていく方向。
また戦後50年を経過してslam化している市街地を計画的に再開発にむけ、地下空間の開発などを通じ土地利用の高度化を図り、新しい釜山を作り出していく。2つめは、港湾物流・国際金融の機能を高め海洋首都の基盤を確立すること。
新港湾、高速鉄道の早期建設を通じて大陸進出の基地を構築し、釜山港の国際競争力を高める。地経学的に優位な立場を利用して、新港湾の周辺地帯に国際自由貿易地帯を造成する。これにより国際交流が活発にな海洋都市を目指しており、情報、貿易、物流機能を強化して、東北Asiaの金融centerを造成し、国際貿易・金融拠点化を進めていく。3つめは、産業構造を高度化して南部経済圏の中心地域の機能を高めていくこと。
これは、首都圏の中枢管理機能を分担し、技術の集約した先端産業の基盤を造成したい。また既存の産業の付加価値を高め、産業構造の高度化を図り南部圏の中枢管理拠点機能を進める。
さらに、10大戦略産業として、観光、software、自動車、履物、造船機資材、映画産業、航空産業などを選んで、釜山の未来産業として育成する。(1998年計画)4つめとして、快適環境を形成し、市民の生活の質を高めていくこと。
環境容量を考慮して、水系全体の水質管理systemを構築し、今後の水不足に対処して、damの開発と連携した広域上水道systemを拡充する。
また、生態系の保全と環境に優しい沿岸域の開発のため、河口一円に生態公園を作る。5つめとしては、豊かな観光資源を活用して国際的な文化観光の拠点して育成すること。
東釜山圏に日光複合観光地や海洋休養townをつくり、環境に配慮した観光地帯を構築する。西釜山圏として、競馬場、新港湾、国際空港、物流団地、科学団地等を連携してbusiness観光地帯を造って行く。また既存の港を再整備して海洋休養townを造る。
日韓海峡の7都市(日本の福岡、長崎含む)を連ねて共同観光routeを開発し、国際海上遊覧船や海上クルーズを開発する。6つめとして最後に、New Millennium時代を先導する先端情報、映画産業の活性化すること。、
情報産業団地として、Asia・太平洋Business Data Bankとして、15万坪、第1段階として5〜6万坪を開発する。釜山港としての開発方向性は、Eurasia、南米、北米、Europe航路へ向けて、中心部、東釜山圏、西釜山圏を開発することとしています。